一般社団法人 茨城県労働者福祉協議会
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会長あいさつ

写真:内山 裕

「福祉はひとつ」労福協の原点を大切に

この度、茨城県労働者福祉協議会(茨城県労福協)は設立60周年となります。
この日を迎えることができますこと、ひとえに、労福協運動の発展のためにご尽力を頂いて参りました諸先輩方をはじめ、会員組織、茨城県・各市町村、経営者団体など日頃から連携を図らせて頂いております各種団体の皆様のご支援の賜物であり、心より感謝を申し上げます。
茨城労福協は、1963年(S38)10月22日(火)に県内労働者の福祉活動の礎として、組織・未組織を問わず全ての働く仲間の福祉、経済的・社会的地位の向上を目指し設立されました。
当時の設立趣意書を紐解きますと、その結びの言葉として、「福祉運動が、運動として労働運動の中にあると言う観点に立てば、福祉運動の守勢的姿勢は、労働運動の現在の姿勢の一面を表すことですし、労働運動の姿勢が福祉運動の姿勢を強めることになるのは言うまでもありません。労働運動と福祉運動を一本のレールにのせて、私達の今持っている弱さを克服し、組織を強めるとともに、長期に闘っていく目標と体制の確立のために、全国的には若干の遅れをとっておりますが今後の努力を誓い合い、茨城県労働者福祉協議会を結成する。」と書かれています。
 以来、この設立理念を念頭に、先人の方々に築き上げていただいた組織体制や活動成果をもとに、時代の変化に即応しながら様々な活動を展開してきました。
 私達を取り巻く情勢も様々な変化をしています。特に、「コロナ禍」の3年半あまり、生活様式も変わり、働き方にも変化をもたらし、労福協の取り組みも大きな影響を受けてきました。
その様な中でも、「いばらき出会いサポートセンター」、「くらしの何でも相談」の取り組みの充実を図ると共に、新たに次世代のリーダー育成も兼ねた「労働者福祉・リーダー養成ワークショップ」の取り組みを始めています。労働者自主福祉運動に関わる関係団体の役職員を対象として、歴史を学び、理念・課題を考え、私達が社会に果たすべき責任や求められる役割を再認識することを目的に開催しています。労働運動と労働者福祉運動が一体となり、連帯・共同の力を結集し「福祉はひとつ」と言う、労福協の原点を大切に、多様性を認め合い、未来に向けて一層躍進していくことが必要であると思っております。
茨城労福協は、60周年の節目を契機に、より充実した勤労者福祉事業の遂行によって社会的役割を果たしてまいります。会員組織をはじめ皆様の変わらぬご理解とご協力を賜ります様、心からお願い申し上げて結成60周年にあたってのご挨拶とさせて頂きます。

一般社団法人 茨城県労働者福祉協議会 会長 内山 裕

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